yuzuponsuki’s blog

ゆずポン酢が好きです

『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』

ショーン・スティーブンソン『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』 2017年 ダイヤモンド社
こちらも、図書館で借りた本です。
スタンフォード式最高の睡眠を読んでみたいなと思っていたところ、図書館でこちらの本を見つけたので、手にとってみました。

健康的で理想的なライフスタイルを手に入れるためには、最高の睡眠が必要です。(長時間であれば良いというわけではないのがミソ)そして、睡眠の質によって身体に現れる影響を解説することにより、よい睡眠を求めるモチベーションと理解を高めた上で、そのポイントとなる技術的な戦略や選択方法を示してくれている本でした。

鍵となるのは、身体を操っているホルモンの理解です。
カフェインやアルコールといった、誰でも睡眠に影響を与えるであろうと予測できるものが、どのように作用しているのか、その功罪を含めて解説し、そして、身体への影響を最小限にする=睡眠への干渉を防ぐ方法を示しています。食事、運動、睡眠環境(パジャマ、マットレス、照明など)、さらには携帯の与える影響に至るまで、その内容は多岐にわたっています。
ホルモンを暴走させないように少しずつ生活を整えることによって、睡眠の質が上がり、さらに、睡眠の質の向上によって、ホルモンから生じる争い難い欲求が減少するというサイクルが様々な角度から検証され、説明されていきます。

より良い睡眠を得ることで、日中のパフォーマンスが上がり、健康的な体型も維持され、不必要な老化の加速も抑えられる、ということを示した1冊でした。
アメリカの生活スタイルに即した提案の全ては無理でも、無理せず取り入れられそうなポイントから始めてみる価値は大いにあります。

 

山口真美『損する顔 得する顔』

山口真美『損する顔 得する顔』2018年 朝日新聞社

好かれる顔の特徴や、美醜による経済的功能などが論じられているのかと思い、手にとりました。が、そういう俗っぽい話の本ではなかったようです。顔に関する各種の研究から、好まれる顔、表情に関する知見が紹介されています。

・筆者が顔に興味を持ち、研究を志した元となる体験
・顔の研究の歴史、特に黒歴史とも言える差別につながるような研究も存在したこと
・かわいいとは、美しいとは
・表情と社会との関わり、個人間のコミュニケーションと文化的な相違
・これまでの総論としての得する顔とは

以上のトピックスが興味深かったです。
自分の顔に責任と自信の持てる、いい大人になりたいものですね

ちきりん『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』

最近、YouTubeDIY動画を見るのにはまっています。
手軽な内容から、賃貸物件のリノベーションまで、BGMや作業音と共に作業が進んでいく様を見るとはなしに流しています。今まで、BGM的に音楽を探して流していた時間の一部が、DIY動画にとって代わわれてしまいました。
破壊と創造は人間の本能を刺激するのか、外出先や各種お店でも働いている人を見るのが好きなので、作業している様子や変化していく様子を見るのが面白いのか。自分でも謎なブームが到来しています。

で、図書館でいつもはスルーしていた建築・インテリア系の棚にも興味が出てきました。
とりあえず、読みやすそうな一冊を選んでみました。

ちきりん『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』ダイヤモンド社 2019年

業者選定から、理想的な暮らしを実現するためのポイントなど、各種のこだわりと決定理由が詳細に記録されています。個人的なこだわりや実感を、万人がノウハウとして共有できるように落としこめる分析力と文章力はさすが。

自分の家をこだわりの城とできるよう、自分の好き嫌いや、ライフススタイル、癖などにもっと意識を向けて自覚していくことから始めてみようかなー。
でも、壁を壊したり、ビスを打ったり、壁を塗ったりしてみたいだけかもしれないな〜

今食べたい、ごはんのお供

今週のお題「ごはんのお供」です。

なんとなく、秋の気配も感じつつ、でもまだ夏バテの続きで食欲があまりないです。が、今週のお題をみて、予算を考えずに食べたいものを考えてみました。でも、考える時点で食欲がないので、結果はあっさり魚介系ですね。

 いくら 小ぶりな丼にして食べたい〜

 たい茶漬け こんなん、絶対おいしいに決まってる

梅の実ひじき 福岡旅行でお土産に買って、一時期めっちゃハマった。もう一度食べたい味。

ちりめん山椒 下鴨茶寮は間違いない

 うん、食欲出てきた。かな?

波佐見焼を知って、理想の食卓の妄想が広がった

 最近ハマった「つりよか」や「釣りよか飯」で御用達の食器類が波佐見焼ということを知りました。Youtubeのおすすめ動画でなんとなくみた動画で、natural69というブランドであることもわかりました。
 料理人でもない男性が楽しく作ってどっちゃり盛った料理が、そこはかとなく美味しそうに見える、この妙にセンスの良い食器類は何かと思っていたので、早速調べてみました。
 長崎県波佐見町付近で生産している日常用の陶磁器で、各窯元のブランドともに、程よい和モダンの日常食器を作られているようです。白と紺を主に使用しているかと思えば、カラフルな商品もあり。部屋のインテリアを選ばず、和風の実家感にも北欧風のナチュラルな雰囲気にも、溶け込んでくれそう。ニトリ無印良品よりも少し高価かな?くらいの価格帯なのも手を出しやすくて良いですね。実家を出たあかつきには、自分で揃えたいものが増えました。

 

 白と紺の2色でこんなに可愛く、料理を引き立ててくれる

こんなに揃ってお手頃価格

上橋菜穂子『鹿の王 水底の橋』

上橋菜穂子『鹿の王 水底の橋』角川文庫 令和2年

新刊が出ているとも知らず、本屋で見つけて、ほくほくしながら帰ってきました。やっぱり夏は、扇風機と、麦茶の入ったグラスに、物語の取り合わせが最高です。

守り人シリーズから、獣の奏者、鹿の王とずっと読み続けていた著者の世界観に没頭してしまうと、あっという間に読み終わってしまいました。
文化人類学を修めている著者の紡ぎ出す世界の緻密さには、毎回、異世界に没入してしまうかのような感覚を覚えます。そして、政治家、専門家、市井の人等として登場する人々の生活や努力の描写に、ままならない現状に負けない勇気をもらいます。

鹿の王の続編となる本作も、医療をテーマとしています。
被侵略文明の医療技術と支配文明の宗教と密接した医療、支配階層の思惑と所属集団の利益、個人的な愛情とやさしさなどなど、つい、現実世界の混乱と引き比べたくなりながら読んでしまいました。上質のファンタジーは、時に現実世界の行末を暗示させるものですね。

さっそく、『鹿の王』も読み返してしまいました。ホッサル氏、引き伸ばしていたモラトリアム期から、腹を括る時が訪れようとしていますので、この世界の今後がまた、続編として書かれることをゆったりとお待ちしています。

『お金の大学』を手に入れた!!

ばばーん!!『お金の大学』を手に入れた。
経験値が500上がった!!!

ってイメージで、とても読みやすい本ですね。
著者の寮学長のYouTubeは、結構初期からファンになって見続けていたので、聞いたことのある内容も多いのだろうな〜、と思っていました。なので、書店で内容を確認してから購入したいと思っていましたが、大人気ゆえになかなか巡り合えずにいました。
今日、ようやく出会うことができたので、ペラっとページをめくって内容を見てみたところ、これは噂通りの良本だということで、購入してきました。
学長の小気味よいテンポの関西弁で、噛み砕いて説明してもらえる動画はわかりやすく、例の挨拶にも中毒性があるような気がするほどはまっています。しかし、です。やはり、活字の好きな人間としては、一覧性と、必要としている部分を拾い読みできるという本の利点が、このような知識を得るための内容にはよく合っていると思います。
とりあえず、ざっと目を通しただけなので、これからじっくりと自分の状況と当てはめながら読み込んでいきます。