安部徹也『超入門コトラーの「マーケティング・マネジメント」』

安部徹也『超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」』かんき出版２０１４年（図書館より２０１９年１２月貸出し）

マーケティングとは縁もゆかりもなく生きてきましたが、図書館で目が合い、なんとなく借りてみた１冊です。

ちらっと「はじめに」を読んでみると、マーケティングの神様といわれるコトラー教授が著者であり、マーケデングのバイブルとして教科書とも実務書とも重用されている本のエッセンスがまとめられているとのこと。初心者でも理解しやすいようにまとめられているようなので、じっくりと読んでみました。

最初に、「本書の使い方」として数ページをさいており、本書と原初の対照表や各章の目的・概要の表が掲載されています。これから勉強を始めようという読者への道しるべを示してくれている感じがして好感を持つと共に、概要が目に飛び込んでくるので、全体像のおおまかな把握に役立ちます。
各章には、身近な企業の事例が示されており、抽象的で耳慣れない専門用語が示す内容の把握に役立ちます。また、ニュースにもなった各現象をマーケティング的に分析するとそうなるのか、と興味深く読み進むことができました。

この１冊で、マーケティングの全体がぼやっと見えた気分になれました。が、いかんせん私の知識不足がよくわかるな〜という感じの読後感のため、必要と興味に応じて、同じ分野の本を何冊か読んだ後、もう一度読み直してみたい本となりました。